本研究は、急増するベトナムからの留学生に、日本語教えるための、教材を作成するための支援をすることが目的であった。その目的を達成するために、日英並列コーパスを作成し、日本の文献で頻出する用語や表現を探し出せる表現辞典を作成することにした。 研究成果としては、日英対訳コーパスとして、6028文対を入力して、日本語文を、依存性を使ったフレーズ関数という独自の方法で、その構造を解析すると同時に意味解析もして、注釈付コーパス(annotation corpus)として完成させた。また、これに対応するベトナム語文の構造も注釈をつけた。 また、ここで登録したフレーズだけを使って、ベトナム語文を作成すると、日本語文が出力される、「ベトナム語による日本語文書作成支援システム」を完成させた。また、この辞書を使ったベトナム語構文解析システムも実装した。
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