研究課題
基盤研究(C)
本研究では、成長因子として血管内皮細胞増殖因子と線維芽細胞増殖因子に注目し、それらが神経新生と情動に与える影響について解析した。血管内皮細胞増殖因子は、神経新生を増加させ抗うつ・不安作用を示したが、これは脳内モノアミンの調節によるものと考えられた。一方、線維芽細胞増殖因子には記憶を向上させる傾向が見られたが、情動や神経新生に影響はなかった。共に神経幹細胞の増殖や分化に関わる因子であるが、成体脳の作用には差異があることが判明した。
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Proc Natl Acad Sci U S A
巻: 108 ページ: 11656-61
PLoS One
巻: 4 ページ: 7690