ゼブラフィッシュ嗅覚行動の神経回路基盤の解明

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21500314
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 神経科学一般
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 小出 哲也 独立行政法人理化学研究所, シナプス分子機構研究チーム, 研究員 (30247837)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 行動 / ゼブラフィッシュ / 神経回路

研究概要

匂いによって誘起される動物の本能行動の解明に向けて、遺伝学解析が可能な小型の熱帯魚ゼブラフィッシュを用いて研究を行った。嗅覚神経系特異的にGal4を発現するトランスジェニックゼブラフィッシュ系統を作成し、神経活動イメージング・行動学的アッセイの二つの手法を組み合わせた解析を行なった。その結果、これまで知られていなかった様々な匂い物質が嗅球の特定の糸球体を活性することが明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] ゼブラフィッシュ嗅覚系の神経行動学 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小出哲也,吉原良浩
  • 雑誌名: 化学と生物 巻: 49 ページ: 601-609
• [学会発表] ゼブラフィッシュ嗅覚忌避行動を司る神経回路メカニズムの解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 脇阪紀子、増田美和、小出哲也、宮坂信彦、吉原良浩
  • 学会等名: 日本味と匂学会・第45回大会
  • 発表場所: 石川
  • 年月日: 20111005-07
• [学会発表] ゼブラフィッシュにおける性行動発現の嗅覚メカニズム-プロスタグランジンF2αによって活性化される神経回路素子の同定- (2011)
  • 著者名/発表者名: 矢吹陽一、小出哲也、宮坂信彦、脇阪紀子、渡邉和忠、吉原良浩
  • 学会等名: 第34回日本神経科学大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20110914-17
• [学会発表] 嗅覚神経回路選択的遺伝子発現エンハンサーOCEと蛍光カルシウムセンサーGCaMPを用いたゼブラフィッシュ嗅覚ニューロン活動のin vivoイメージング (2011)
  • 著者名/発表者名: 小出哲也、大倉正道、中井淳一、吉原良浩
  • 学会等名: 第34回日本神経科学大会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20110914-17
• [学会発表] Genetic dissection of neural pathways for olfactory behavior in zebrafish (2011)
  • 著者名/発表者名: Koide T
  • 学会等名: Korean Association for Laboratory Animal Sciences International symposium
  • 発表場所: Jeollabuk-do, Korea
  • 年月日: 20110825-27
• [学会発表] ゼブラフィッシュ嗅覚忌避行動を司る神経回路メカニズムの解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 増田美和、小出哲也、宮坂信彦、吉原良浩
  • 学会等名: 第33回日本神経科学大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 20100902-04
• [学会発表] アミノ酸への誘引行動を介在するゼブラフィッシュ嗅覚神経回路の遺伝学的解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小出哲也、宮坂信彦、川上浩一、吉原良浩
  • 学会等名: 第32回日本神経科学大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20090918-21
• [学会発表] アミノ酸への誘引行動を介在するゼブラフィッシュ嗅覚神経回路の遺伝学的解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小出哲也、宮坂信彦、森本耕造、川上浩一、吉原良浩
  • 学会等名: 第15回小型魚類研究会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20090916-28
• [学会発表] ゼブラフィッシュ嗅覚忌避行動の自動的定量解析法の確立 (2009)
  • 著者名/発表者名: 増田美和、小出哲也、宮坂信彦、吉原良浩
  • 学会等名: 日本味と匂学会・第43回大会
  • 発表場所: 旭川
  • 年月日: 20090902-04
• [学会発表] ゼブラフィッシュ嗅覚行動の神経回路遺伝学 (2009)
  • 著者名/発表者名: 吉原良浩、宮坂信彦、小出哲也、増田美和
  • 学会等名: 日本味と匂学会・第43回大会
  • 発表場所: 旭川
  • 年月日: 20090902-04