研究課題
基盤研究(C)
外因性の多量の一酸化炭素(CO)は細胞の機能を障害するが、脳内で恒常的に産生されているCOは、酸素が十分にある時は、マウスの脳皮質細動脈をやや収縮させており、急な酸素不足の時に拡張させる予備能を付与する「緊急対応」の鍵分子として働くことを発見した。基礎CO量が野生型の約半分のHO-2欠損マウスを用い、代謝物の分布と局所濃度を網羅的にイメージングできる質量顕微鏡の技術により、エネルギー代謝物の動態を検証した。HO-2欠損マウスの脳は正常酸素下では、野生型よりATPレベルが高いが、低酸素になるとATPは約半分に低下するのに対し、野生型のマウスではATPが維持されることが判明した。
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