研究概要 |
病理組織の画像解析において,これまでほとんど利用されることの無かった暗視野画像の活用法について検討した.その結果,肝臓の病理組織標本画像において,鍍銀HE染色標本から線維と核位置を同時に抽出する手法を実現した.また, HE染色標本からの細胞膜の抽出を実現すると共に,核位置と輪郭の抽出精度を改善した.即ち,暗視野画像は病理組織の画像解析に有用であった.また,これらの機能を組み込んだ診断支援システムを実現した.システムは核の位置と輪郭,細胞膜の自動抽出とGUIを用いた修正機能を持ち,様々な特徴量を算出することができる.
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