研究課題
基盤研究(C)
ビタミンE被服透析膜(VPS)を用いた血液透析療法による血漿タンパク質の酸化修飾抑制作用とSF36を用いたQOLの改善効果を検証した。その結果、VPSは、アルブミンのカルボニル化修飾を抑制するが、活性酸素消去活性の抗酸化力を改善させるには至らない。QOL評価の結果、膜に固定されたビタミンEはHD患者に対し身体機能と体の痛みおよび活力を向上させないが、全身的健康観を改善させた。さらに、アルブミンの酸化修飾抑制率と全身的健康感の改善率は正の相関傾向が認められた。よって、VPSによるタンパク質の酸化修飾抑制はHD患者の健康感を改善させる可能性を示唆する。
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