研究目的:星空を含む全天をライブ中継する星空ライブ」システムを構築し、星座の観察、星の運動、太陽の動きを理解する教材を開発する。さらに、月の満ち欠けを観察する「月ライブ」、金星の満ち欠けを観察する「金星ライブ」を含めて、小中学校で観察する天体群をライブ中継すると共に、自動で画像蓄積/映像作成を行い、過去の映像を閲覧できるシステム「統合星空観察ライブシステム」を構築する。 研究成果:東日本大震災により一部のシステムが被害に遭い、システムの復旧と昨年度予定の学外設置を実施した。 1.「月ライブ」「金星ライブ」システム復旧:ライブシステム機器を復旧し、「月ライブ」・「金星ライブ」を再構築し、自動化した「月ライブ」「金星ライブ」を放映・公開し、ライブ放映の定着を図った。 2.「星空ライブ」システムの再構築:宮城教育大学設置済みの「星空ライブ」のカメラシステムを新規導入し、再構築を行った。 3.「星空ライブ」カメラの石垣島設置:「星空ライブ」カメラを石垣島天文台にて設置し、テスト撮像に成功した。 4.「統合星空観察ライブ教材」の全体構築:「星空ライブ」in仙台(中緯度地域)、in石垣島(北回帰線下)、自動化した「月ライブ」・「金星ライブ」の運用により、初等教育で学習する天体を網羅したライブ観察、ならびに過去のデータ映像の閲覧が可能な「統合星空観察ライブシステム」が完成した。 5.研究成果公表:研究内容に関し論文としてまとめて投稿準備を行った。
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