研究概要 |
月の満ち欠けに関する理解を深めるためのICT環境を利用した教育実践を開発し評価した.日豪の生徒が本研究に参加した.実践は, 1)月を観察しインターネット上で記録を共有・比較する活動, 2)電子掲示板上で月に関する課題を解決する活動, 3)グループで月の現象を説明する教具を制作する活動から構成される.分析の結果,実践後に月の満ち欠けに関する知識調査の正解数が上昇することが確認された.アンケートおよびインタビュー調査から,一連の活動を通して,生徒らが月に関する関心を高め,月の満ち欠けについて,地球上から宇宙への視点移動を伴った理解ができるようになった様子が示された.
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