研究課題
基盤研究(C)
表層照応のひとつであると考えられる格標識付きstripping構文を用いて、次の2つの実験調査を行った。(1)日本語児が正しく当該削除文を解釈できるかどうか(オフライン実験)。(2)同大人が、照応という操作を本当に行っているかどうか(事象関連電位[ERP]を用いたオンライン実験)。結果、(1)については、先行詞が量化表現である場合も含め、「自分」および空の変項について子供が正しく束縛変項解釈をすることが明らかとなった。(2)については、照応についての心理的実在性を示し、同時に、当該逸脱文については、その逸脱が統語的な性質であることを示した。
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日本言語学会第143回大会予稿集
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言葉の事実を見つめて:言語研究の理論と実証
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福岡大学研究部論集A :(人文科学編)福岡大学
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