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2009 年度 実績報告書

森林・鉱物資源の開発・活用から見た世界遺産白神山地の変容

研究課題

研究課題/領域番号 21520660
研究機関弘前大学

研究代表者

長谷川 成一  弘前大学, 人文学部, 教授 (20013287)

キーワード世界自然遺産 / 白神山地 / ブナ林 / 鉱山 / 林業 / 知床 / 屋久島
研究概要

昨年度の繰り越し分として、次のような調査を、代表者と研究協力者で実施した。
代表者は、福岡県立図書館において植生を詳細に描き上げている福岡藩領の郡絵図の調査と壱岐島における植生の実情を実地調査した。また深浦町の漁船を借り上げ、ガイドを雇用して海上からの白神山地の景観を実見し、19世紀初頭に日本海を北上したクルーゼンシュテルン艦隊航海記に描写された青森県西海岸の絵画との比較検討を行い、同航海記のエッチング画に描かれた図の一部が、当時の白神山地の景観であるとの確認をした。そのほか、東京大学附属図書館において、林業関係史資料の文献調査と関係論文の収集をおこなった。
『日本林制史資料 弘前藩』『同 盛岡藩』などから流木に関する関係記事の抽出をおこない、データの蓄積を図った。弘前市立図書館においては、継続して藩庁日記から、白神山地の鉱業・林業関係資料の収集をおこなった。
研究協力者は、次のような調査と研究を行った。白神山地は弘前藩・秋田藩でも有数の鉱山地帯であるので、昨年度の繰り越し分として次の機関にて関係資料の調査・収集を実施した。9月初旬に京都市の住友史料館において、住友泉屋の秋田藩・弘前藩との銅取引関係資料の調査とデジカメによる収集を行った。9月下旬には九州大学総合研究博物館において、秋田藩の太良鉱山、八森銀山及び弘前藩の尾太鉱山に関する資料として、同館所蔵の「秋田県諸鉱山絵図面」「秋田鉱山諸銅鉛万覚書」「山本郡平鉛山沿革記」「山機録」などをデジカメで収集した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 「金穿渡世」書上から見た幕末-近代の日神山地鉱山-2011

    • 著者名/発表者名
      長谷川成一
    • 学会等名
      弘前大学白神研究会
    • 発表場所
      弘前大学農学生命科学部
    • 年月日
      2011-04-03
  • [図書] 白神学入門2010

    • 著者名/発表者名
      長谷川成一(共著)
    • 総ページ数
      73
    • 出版者
      弘前大学白神自然観察園

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公開日: 2012-07-19  

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