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2011 年度 実績報告書

ハワイの和太鼓文化:ハワイ祭太鼓の誕生と発展

研究課題

研究課題/領域番号 21520821
研究機関愛媛大学

研究代表者

中原 ゆかり  愛媛大学, 法文学部, 教授 (00284381)

キーワード文化人類学 / 民族音楽学 / ハワイ / 移民 / 日系 / 和太鼓 / アメリカ / 歌
研究概要

本研究の目的は、ハワイ最初の和太鼓グループであるハワイ祭太鼓の民族誌を著すことであり、研究方法として文字資料の収集と分析、映像音響資料の収集、演奏活動の参与観察、および担い手へのインタビューをおこなってきた。
最終年度にあたる平成23年度には、これまでの補充調査をおこない、大部分の資料収集が終了した。また演奏活動の参与観察としては、グレイト・アロハ・ランのストリートでの演奏や、他の和楽器とのコラボレーションによる小規模なコンサートを観察しつつ、これまでの交流や創作方法についてインタビューすることができた。
演奏曲のレパートリーとその練習について、(1)ハワイ日系の象徴的な歌℃ある<ホレホレ節>、(2)日本、米本土のグループの曲を許可を得て演奏しているもの、(3)ハワイ祭太鼓が創作したオリジナル曲、の3種類がある。その中の数曲について詳しく調べることができ、新しい曲を創作するにあたっても、材料としているリズムは、様々な音楽からかなり自由に取り入れている点が明確になった。
日系であることをアピールする曲、ハワイの人であることをアピールする曲を創作しながら、日本、北米のグループとも広く共有できる和太鼓の表現をもつことにより、様々なグループやジャンルとのコラボレーションをやりやすくしている点が明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ハリー・ウラタの採集ノート:岩崎重人・松村友次・大山幸雄・チャップリン松の森が語る<ホレホレ節>2011

    • 著者名/発表者名
      中原ゆかり
    • 雑誌名

      愛媛大学法文学部論集人文学科編

      巻: 第31号 ページ: 109-137

  • [雑誌論文] ハリー・ウラタの最終ノート:井上熊太郎・安武宇一郎が語る<ホレホレ節>2011

    • 著者名/発表者名
      中原ゆかり
    • 雑誌名

      愛媛大学法文学部論集人文学科編

      巻: 30 ページ: 83-107

  • [雑誌論文] Harry Urata and "Hole-hole Bushi", a Song of Japanese Immigrant History in Hawaii2011

    • 著者名/発表者名
      NAKAHARA, Yukari
    • 雑誌名

      愛媛大学法文学部論集

      巻: 32 ページ: 55-81

  • [図書] 第13章ハワイ日系人のホレホレ節『民謡からみた世界音楽-歌の地脈を探る』2012

    • 著者名/発表者名
      中原ゆかり(細川周平編著)
    • 総ページ数
      227-242(一冊の総ページ417)
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2013-06-26  

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