研究課題
基盤研究(C)
これは個別主観的経験を焦点に据えた来館者研究モデルの提示を主題とする社会学的ヴィジュアル・スタディである。来館者が自由撮影した写真をもとに対面インタビューが行われ、得られた画像と語りが画像データベースに集積されて、美術館経験の集合的-離散的表象が試みられた。成果は一部館内で即時公開され、調査実践自体を経験増幅装置とするアクション・リサーチ的展開可能性も示された。ヴィジュアル・ナラティヴの分析手法開発が課題として残った。