研究概要 |
平成21年度は以下4項目の実施計画の下に研究に当たった。各項目について進行と成果を記す。 1.北海道東部域の小学校における理科(実験)室の利用実態を明らかにする:(1)根室管内の理科室に関する実態の視察(3校)。(2)根室・釧路管内小学校における実態調査(抽出)。 2.小学校教員として最低限習得しておくべき理科の基本的実験操作・指導力・指導法についての調査・研究:(1)小学校3年から6年までの実験指導事例集として「小学校理科実験指導事例(化学領域)」(122頁)を作成。(2)小学校3年から6年までの教師用指導事例案「小学校理科物理領域教師用指導事例(案)」(132頁)を作成。 3.「小学校理科室」を研究の場とする教育研究会を立ち上げる:(1)研究会を立ち上げるまでには至っていないが、北海道教育委員会釧路局との共催で現職教員を対象とした理科実験教室を大学に設置した「小学校理科室」で実施し(2回、次年度も継続)、教育研究会の足場を築いた。 4.小学校で最低限実施すべき理科実験・観察のすべてを「小学校理科室」で実施することを目標に物理学,化学,生物学,地学の各分野でのプログラム開発と実践を行う:(1)習得に時間のかかる電気関係分野について、テスターの使い方を習得してもらうためのプログラムを作成。(2)顕微鏡操作指導のための生物観察を実行し、プログラム用資料作成。(3)小学校6年の「土地つくり」単元のプログラム開発。
|