研究概要 |
平成22年度は以下4項目の実施計画の下に研究に当たった。各項目について進行と成果を記す。 1.小学校理科観察・実験書作成する。 (1)教育委員会との連携で現職教員対象に2回実施した研修において実験テキストを作成した。(2)前述の研修及び各分担者による学生対象の実験実践等を基に、当初計画した小学校理科観察・実験書の構成を検討する段階まで達した。 2.小学校教員として最低限習得しておくべき理科の基本的実験操作・指導力・指導法についての調査・研究. (1)小学校第3学年「エネルギー」単元の教師用指導事例を作成し、報告した。(2)小学校3年から6年までの実験指導事例集として生物分野を作成。(3)現職教員対象の理科実験研修から実験操作等の情報を収集。 3.小学校で最低限実施すべき理科実験・観察のすべてを「小学校理科室」で実施することを目標に物理学,化学,生物学,地学の各分野でのプログラム開発と実践を継続する. (1)物理:電気関係において、教育現場に入ってからでは習得の難しい電圧についての常識を身につけさせるための実験授業の検討。(2)イカを用いた解剖・観察を実行し、器具の使用と観察の手順等を考慮したプログラム開発。など。
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