研究課題
基盤研究(C)
本研究では視覚障害者に対して数学高等教育における物体の形状解析手法などを理解させるため、物体の形状情報をテキスト表現化する方法を調査研究し、数学教育を支援する教材を開発することを目標とした。まず、図形の形状をフリーマンチェーンコードの考え方に基づきベクトル分解し、それぞれのベクトル成分を音や点字で提示することで、図形の形状理解につながることを確認した。また、iPad上にベクトル成分を指先の動きで入力することによって、図形を画面上に表示するプログラムを開発し、全盲者と健常者の間で、図形の形状に関する情報を共有するのに有効であることを示し、図形形状の教育に活用できる可能性を示唆した。
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