下記の5つの環の代数的構造を、主として、研究した. (1)半単純アルチン環上の歪部分多項式環に3つの異なる中心的冪等元が存在することを示した.更に、素根基の構造を決定すると共に素イデアルは極大イデアルで単項、又は冪等元であることを示した. (2)非可換付値環上のオーレ拡大は常に一般的ベズー環になることを示した.更に、オーレ拡大が十分に有界である必要且つ十分条件を見つけた. (3)非可換付値環上の接合積の素イデアルを分類することができた. (4)プリュファー環の局所システムを素イデアルを用いて分類することができた. (5)可換デデキンド環上の歪多項式環の素イデアルを分類し、素商環の構造を決定した.
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