ポリマー超伝導の可能性の探索

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21540369
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 物性Ⅱ
• 研究機関: 大阪市立大学
• 研究代表者: 村田 惠三 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90291591)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011

研究概要

ポリマー超伝導の可能性の探索
有機ポリマーで、加圧による超伝導の可能性を探査した。下記に挙げる導電性ポリマーについて、調査した。i) Polypyrrole(+PF_6)、ii) P3HexTh(+In-)、iii) PDA(polydiacetylene)、iv) PEDOT(+PF_6)。これらの物質は低温に向かって大きな抵抗発散を示さなかった加圧による抵抗減少を期待したが、高圧効果を調べた試料で抵抗減少を示すものは見つけるに至っていない。

研究成果

• [学会発表] Crucial Role of High Pressure in the Past and Crucial Role of Refined Pressure Nowadays (2011)
  • 著者名/発表者名: K. Murata
  • 学会等名: AIRAPT
  • 発表場所: Int. Conf on high pressure Science and Technology, Mumbai
  • 年月日: 20110925-30
• [学会発表] 輸送現象測定に向けた圧力媒体Daphne混合オイル,グリセリンの静水圧性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 横川敬一ほか3名と村田惠三
  • 発表場所: 大阪府立大学
  • 年月日: 2010-09-26
• [学会発表] HMTSF-TCNQの圧力下、強磁場磁気抵抗 (2010)
  • 著者名/発表者名: 村田惠三, ほか
  • 学会等名: 日本物理学会
  • 発表場所: 岡山大学
  • 年月日: 2010-03-20
• [学会発表] Recent Works on Organic Conductors and the Real Physics Assisted by High Quality Pressure (2009)
  • 著者名/発表者名: K Murata
  • 学会等名: I. F. Schegolev Memorial Conference "Low-Dimensional Metallic and Superconducting Systems"
  • 発表場所: Chernogolovka, Russia
  • 年月日: 20091111-16
• [図書] 物性物理学ハンドブック (2012)
  • 著者名/発表者名: 村田惠三
  • 総ページ数: 692
  • 出版者: 朝倉書店
• [備考]
  • URL: http://matr01.sci.osaka-cu.ac.jp/CHODENDO/