研究課題
基盤研究(C)
アドベ構造の強度向上と亀裂が生じた後の靭性確保の2点を両立させるために、短繊維で補強した漆喰の使用と繊維ネットによる外的補強とを組み合わせる工法について検討した。はりの静的曲げ試験と繊維ネット引抜き試験を行い、これらの結果を元に組構造の降伏及び終局時の耐震性能を評価する簡易な評価式を提案した。この結果、繊維ネットは素材ごとの違いがあっても断面寸法を確保すれば十分な強度を有すること、繊維補強漆喰はネット素材固定効果を有するが終局時まで抜けずに耐えるのには不十分であること、改善のためには壁等を貫通する針金等の固定具を使えばいいことという結論を得た。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)
Engineering Geology
DOI:10.1016/j.enggeo
Japan
巻: Vol.32, No.1 ページ: 1-21
土木学会論文集C
巻: Vol.66 ページ: 289-298
アブストラクト
ページ: 11-22