研究概要 |
本研究では,移動の容易さの地域による差異を「移動の地域格差」として捉え,この格差を定量的に明らかにすることを行った.本研究の成果は,以下の3点にまとめられる.(1)包絡分析法を用いた公共交通サービスによる都市間移動の地域格差を相対比較するモビリティ指標を提案した.(2)交通サービスのデータベースを構築し,これにより都市間移動に関するデータを容易に扱うことを可能にした.(3)提案したモビリティ指標を用いた分析より,航空路線の運休や新幹線整備,さらには国土計画における国土軸の検討などの政策,施策の評価に活用することが可能な指標であることを示した.
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