研究概要 |
3d-4dの遷移金属で構成される擬二元系合金(Fe, Mn)(Rh, Pd)系や、理論的に高い磁気冷凍材料としての特性を示すとされているFe(Si, Ge)系の磁気特性について、磁化測定、メスバウアー効果測定などの手段を用いて実験的に明らかにした。(Fe, Mn)(Rh, Pd)系では興味深い磁気状態図を得ることができた。FeSi_<1-x> Ge_x系では近藤絶縁体.金属強磁性転移を起こすxc & sime ; 0.25付近でメスバウアースペクトルに変化は見られなかったが、大きな磁気熱量効果が起こるとされるx=0.5付近で内部磁場が急激な増大を示すことを見いだした。
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