研究課題
基盤研究(C)
臨床検査では,血中の異常蛋白質(特に免疫グロブリン)と測定試薬が反応し,病態を反映しない異常値を呈することが少なくない。今回, 2例の異常検体を解析した結果, 1例は免疫グロブリンのIgG分子のγ鎖が寒天成分の硫酸基とイオン結合を起こしたためであることが判明した。もう1例は,免疫グロブリンのIgM分子のμ鎖がビリルビン測定試薬成分の界面活性剤であるSDSと直鎖アルキル基で疎水結合を起こしたためであることが明らかとなった。
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医療と検査機器・試薬
巻: 35巻 ページ: 53-59
検査と技術
巻: 39巻 ページ: 161-167