研究課題
基盤研究(C)
近年、生体の低酸素状態とそれに応答する低酸素誘導因子(HIF)の活性化が注目され、末期腎不全においても重要な影響を及ぼしていることが報告されている。本研究では、八味地黄丸の腎不全ラットへの影響をHIFの関与に着目して検討した。その結果、八味地黄丸は尿蛋白を減少し、腎皮質中のHIF蛋白量を増加した。さらに、低酸素下で尿細管上皮培養細胞を用いて活性成分を検索したところ、シンナムアルデヒドとペオノールにHIF蛋白量の増加作用が認められた。
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Evid Based Complement Alternat Med
巻: 348686
Journal of Traditional Medicine
巻: 28 ページ: 149-157