研究課題
基盤研究(C)
動脈硬化モデルであるWHHL-MI兎の不安定プラークをIVUSの組織性状所見と病理所見を用いて比較し、ほゞ同一の所見であることを明らかにした。ピタバスタチンを用いてプラーク性状の変化を継時的にIVUSで観察し、対照群(スタチン非投与群)と比較した。IVUSにおいてプラーク量、プラーク内の性状分布に有意な変化は認められなかったが、内膜面で安定化を示す繊維成分の有意な増加と脂質成分の有意な現象を認め、病理所見と対比したとき、安定化は内膜面での組成変化が主体であることが明らかになった。