研究課題
基盤研究(C)
自律神経刺激および機械的負荷の変化が心筋梗塞後不全心の電気生理学的特性におよぼす時空間的影響を光学的心筋活動電位マッピング法を用いて検討した。1)心筋梗塞後心不全心臓では、交感神経刺激は非梗塞部位では活動電位持続時間を短縮させたが、梗塞部位では活動電位持続時間の短縮は小さかった。その結果、交感神経刺激によって活動電位持続時間の空間的不均一性は大きくなった。迷走神経刺激は、交感神経刺激を同時に行なっている場合に活動電位持続時間を延長させ、空間的不均一性を小さくした。2)心電図上のT波付近の時相に拡張パルスを加えると拡張パルスにより大きく伸展される梗塞部周辺から期外収縮が発生した。特定の時相に加えた拡張パルスでは期外収縮から心室細動が誘発された。3)慢性的な迷走神経刺激治療によって不全心の電気的リモデリングは抑制された。
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