研究課題/領域番号 |
21591103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 財団法人東京都医学総合研究所 (2011) (財)東京都医学研究機構 (2009-2010) |
研究代表者 |
大倉 良夫 財団法人東京都医学総合研究所, 認知症・高次脳機能研究分野, 研究員 (10392367)
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研究分担者 |
松本 陽 財団法人東京都医学総合研究所, 認知症・高次脳機能研究分野, 研究員
神山 邦子 財団法人東京都医学総合研究所, 基盤技術研究センター, 基盤技術研究職員
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | アルツハイマー病 / DNAワクチン / Aベータ |
研究概要 |
アルツハイマー病は認知障害を主症状として中年以降発症する神経疾患である。我が国においてアルツハイマー病患者は120万人以上存在する。その治療法の開発は極めて重要な解決課題である。我々は有効で、安全性の高い治療法を確立する目的で、DNAワクチンを開発した。これをアルツハイマー病のモデルマウスに投与すると有意にAβ沈着を削減することが明らかとなった。 DNAワクチン治療効果を高めるためには、(1)より力価の高い抗体を誘導すること、(2) Aβ亜種(Aβから派生した類似分子)を幅広くカバーする抗体を誘導すること、が重要である。本研究では本基準に従って新規DNAワクチン(開発コード、YM3711)を開発した。YM3711ワクチン投与するとAβ抗体や抗AβpE3-42抗体、Aβオリゴマー抗体などの広範な抗Aβ亜種抗体を誘導し、アルツハイマー病のモデルマウスおけるAβ1-42、AβpE3-42、Aβオリゴマーの沈着を軽減することが示された。これらの所見を基に、臨床試験の前段階である非臨床試験を行うことを計画している。
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