研究課題/領域番号 |
21592289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
田中 嘉雄 香川大学, 医学部, 教授 (50171806)
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連携研究者 |
上野 正樹 香川大学, 医学部, 準教授
濱本 有祐 香川大学, 医学部, 助教
木暮 鉄邦 香川大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 多血小板血漿 / FGF-2 / 細胞増殖因子 / 細胞外マトリックス / 再生組織 |
研究概要 |
Tissue engineering chamber(以下、TEC)を再生の場として、動脈血管束,人工真皮, FGF-2、多血小板血漿(PRP)を併用して、独自の栄養血管を有した軟組織を再生する方法を検討した。実験群は、コントロール群、非活性化PRP群、活性化PRP群、活性化PRP群+ FGF-2群、非活性化PRP+ FGF-2群の6群(n=5)に分け、再生組織の量、器質化の成熟度、血管新生について検討した。結果:血管付軟組織の再生組織量はcontrol群1. 13±0. 33cm^3、非活性化PRP群1. 79±0. 35cm^3、活性化PRP群1. 48±0. 22cm^3で、非活性化PRP群がcontrol群に比し有意差を認めた(p<0. 05)。人工真皮の器質化も非活性化PRP群で進んでいた。TECを用いた血管柄付き軟組織再生において、活性化PRPよりも非活性化PRPが有用であることが判明した。
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