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2011 年度 実績報告書

運動エネルギーを指標とした新しい咀嚼機能評価システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21592467
研究機関明海大学

研究代表者

大川 周治  明海大学, 歯学部, 教授 (90144865)

キーワード咀嚼機能 / 運動エネルギー / 咀嚼機能評価 / CT / 客観的評価 / 咀嚼
研究概要

本研究の目的は、咀嚼を、下顎という特定の質量(m)を有する物体がある速度(ν)で上顎に対して衝突を繰り返す運動であると捉え、運動エネルギー(1/2mν^2)を指標とした新しい咀嚼機能評価システムを構築することである。本年度はCT画像からヒトの下顎の質量(M)を計測し、5種類の食品について咀嚼速度の計測を行い、咀嚼運動エネルギーの分析を試みた。
咀嚼運動速度波形の閉口相における時間速度積分値(F)を応用して、咀嚼運動エネルギー(以下、W)の基準化を行った。すなわち、チューインガムの咀嚼開始後の第5サイクルから第14サイクルまでのFの平均値(F_G)、およびチューインガム以外の被検食品の第nサイクルにおけるFの値(F_n)を算出し、〓により基準化することとした。
咀嚼開始から第10サイクルまでを分析対象とし、以下の式でW[J]を求めた。
[numerical formula]
本式を17名の被験者で4種類(かまぼこ、羊羹、グミゼリー、ピーナッツ)の食品について咀嚼速度を計測し、咀嚼運動エネルギーの分析を試みた。その結果、各被験食品における咀嚼運動エネルギーを分析しうることが示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 運動エネルギーを指標とした新しい咀嚼機能評価について-下顎運動体の重量測定法の検討-2011

    • 著者名/発表者名
      頼近繁
    • 雑誌名

      明海歯科医学

      巻: 40巻 ページ: 194-198

    • 査読あり
  • [学会発表] 運動エネルギーを指標とした新しい咀嚼機能評価について-咀嚼運動エネルギー分析の試み-2011

    • 著者名/発表者名
      頼近繁
    • 学会等名
      (社)日本補綴歯科学会第121回学術大会
    • 発表場所
      産業貿易センタービル(横浜市)
    • 年月日
      20110526-20110527

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公開日: 2013-06-26  

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