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2010 年度 実績報告書

ポータブル装置で記録した生体現象からブラキシズムを抽出するアルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592478
研究機関日本歯科大学

研究代表者

横山 正起  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (60312071)

研究分担者 小林 義典  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20095102)
志賀 博  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50226114)
荒川 一郎  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (00277592)
キーワード睡眠 / 生体現象 / ブラキシズム / ポータブル記録装置
研究概要

ポータブル記録装置による生体現象データから咬筋筋活動を抽出する目的で、全身に臨床的な異常および側頭下顎障害の既往が認められず、自覚的、他覚的にbruxismの徴候・症状が認められる成人bruxist 5名を被験者として選択した。実験は、被験者の夜間睡眠中の生体現象(両側咬筋筋電図、オトガイ筋筋電図、脳電図、心電図、呼吸運動図、眼球運動図)をエスアンドエムイー社製ポータブル記録装置DL200を用いて記録した。再生したポータブル記録装置によるデータの筋活動とアーチファクトを識別し、それぞれパターン化してコンピュータのディスクに保存した。分析は、パターン化されたデータの振幅と持続時間について、筋活動とアーチファクトとの間で比較した。その結果、咬筋筋活動は、振幅が大きく、持続時間が長いパターンを示した。一方、アーチファクトは、振幅が小さく、持続時間が長いパターンと振幅が大きく、持続時間が短いパターンの両者がみられた。しかしながら、振幅が小さく、持続時間が長いパターンは、振幅が嚥下時の振幅よりも小さい場合が90%以上であり、振幅が大きく、持続時間が短いパターンは、持続時間が筋活動の持続時間よりも短い場合が90%以上であった。これらのことから、小型軽量のポータブル記録装置は、生体現象データの振幅と持続時間を調べることにより、アーチファクトを90%以上除外できるレベルで咬筋筋活動を抽出できることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ポータブル装置で記録した生体現象データからの咬筋筋活動の抽出2011

    • 著者名/発表者名
      横山正起, 他
    • 雑誌名

      日本顎関節学会雑誌

      巻: 23・24回特別(印刷中)

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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