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2011 年度 実績報告書

ポータブル装置で記録した生体現象からブラキシズムを抽出するアルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592478
研究機関日本歯科大学

研究代表者

横山 正起  日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (60312071)

研究分担者 小林 義典  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20095102)
志賀 博  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50226114)
キーワード睡眠 / 生体現象 / ポータブル記録装置
研究概要

ポータブル装置DL200を用いた睡眠中の生体現象記録システムの有用性を検討するため、20歳代の男性健常者10名と男性bruxist 10名の睡眠中の生体現象を無線テレメータシステム(WEE-6112およびWEB-5000)とDL200を用いて記録した。分析は、無線テレメータシステムとDL200で記録した生体現象から、任意に選択した区間の睡眠段階と心拍数、bruxism発現時の咬筋筋活動の持続時間と積分値をそれぞれ算出後、両装置間で比較した。その結果、いずれの指標値も両装置間で近似し、両装置間に有意差が認められなかった。これらの結果から、睡眠段階と心拍数、sleep bruxism発現時の咬筋筋活動の持続時間と積分値の分析に際し、ポータブル記録装置を用いた生体現象記録システムは、無線テレメータシステムによる生体現象記録システムと同程度の精度で記録できることが確認され、臨床応用できることが示唆された。
ポータブル記録装置DL200で記録したデジタルデータを従来のアナログ処理装置の睡眠脳波解析装置で解析できるか否かを明らかにするため、まず無線テレメータシステムで記録したアナログ信号(信号A)をDL200で記録した。次いで、DL200からの再生デジタル信号を特注DA変換装置を介してアナログ信号(信号B)に変換した。両信号をそれぞれ睡眠脳波解析装置DEE-1100で脳波的睡眠段階を30秒毎に判定、分類後、各睡眠段階の出現率、REM睡眠潜時、REM睡眠持続時間、平均睡眠周期時間、睡眠段階の移行の頻度を求め、両信号間で比較した。その結果、いずれの指標値も両信号間で一致した。これらのことから、ポータブル記録装置DL200で記録した生体現象のデジタルデータは、DA変換することにより、アナログ信号処理の睡眠脳波解析装置DEE-1100で解析できることが明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Usefulness of Bio-phenomena Recording System using a Portable Amplifier During Sleep2012

    • 著者名/発表者名
      Masaoki Yokoyama, et al
    • 雑誌名

      2012 Sino-Japan Dental Conference Program and Abstracts

      ページ: 123

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ポータブル記録装置DL200による生体現象デジタルデータのアナログ解析2012

    • 著者名/発表者名
      横山正起, 他
    • 雑誌名

      日本顎関節学会雑誌

      巻: 24・25回特別(印刷中)

    • 査読あり

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公開日: 2013-06-26  

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