研究概要 |
ポータブル装置を用いた睡眠中の生体現象記録システムの有用性を検討することを目的とし、20歳代の健常者10名とBruxist10名の睡眠中の生体現象を日本光電社製無線テレメータシステム(WEE-6112およびWEB-5000)とエスアンドエムイー社製ポータブル記録装置(DL200)を用いて同時記録後,任意に選択した区間の睡眠段階と心拍数, bruxism発現時の咬筋筋活動の持続時間と積分値をそれぞれ算出し,両装置間で比較した.結果は,いずれも両装置間で近似し,装置間に有意差が認められなかった.これらの結果から、ポータブル記録装置を用いた生体現象記録システムは、無線テレメータシステムによる生体現象記録システムと同程度の精度で記録できることが確認され、臨床応用できることが示唆された。
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