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2011 年度 研究成果報告書

ホウ素栄養によるヘテロ結合体維持機構の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21658023
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関東京大学

研究代表者

藤原 徹  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80242163)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワードホウ素 / ヘテロ結合体 / T-DNA / シロイヌナズナ
研究概要

シロイヌナズナの排出型ホウ素トランスポーターの一つBOR6の機能や役割を明らかにするためにBOR6遺伝子に外来遺伝子であるT-DNAが挿入された変異株を用いた実験をしていたところ、あるT-DNAについてヘテロ接合体となっている個体で、その後代のほとんどの個体がヘテロ接合体となるという現象が見いだされました。BOR6はホウ素を輸送するトランスポーターですが、このヘテロ接合体の維持にはホウ素栄養条件は無関係であることがわかりました。また、この株ではT-DNAの挿入とBOR6遺伝子は共に1コピー存在していることがわかりました。すなわち、この株におけるヘテロ接合体を維持するしくみは、ホウ素とは無関係に、T-DNAの挿入のあるBOR6遺伝子を持つ配偶子と挿入の無いBOR6遺伝子を持つ配偶子が何らかの作用で選択されて受精することによる可能性が示唆されました。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010 2009

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] Molecular mechanisms of acclimation to high and low boron conditions2011

    • 著者名/発表者名
      Toru Fujiwara, Takuya Sakamoto, and Mayuki Tanaka
    • 学会等名
      2nd International Symposium on Integrative Plant Biology
    • 発表場所
      蘭州・中国
    • 年月日
      2011-08-27
  • [学会発表] シロイヌナズナのホウ素トランスポーターBOR6およびBOR7の花粉管伸長における役割2010

    • 著者名/発表者名
      吉永晃子、三輪京子、大森弘之、藤原徹
    • 学会等名
      第51回日本植物生理学会年会
    • 発表場所
      熊本大学(熊本県)
    • 年月日
      20100000
  • [学会発表] シロイヌナズナホウ素輸送体BOR6およびBOR7の生殖成長における役割2010

    • 著者名/発表者名
      吉永晃子、三輪京子、藤原徹
    • 学会等名
      日本農芸化学会22年度大会
    • 発表場所
      東京大学(東京都)
    • 年月日
      20100000
  • [学会発表] ホウ素輸送と応答の細胞生物学2010

    • 著者名/発表者名
      高野順平、笠井光治、田中真幸、三輪京子、吉永晃子、樋口みなみ、冨士健太郎、藤原徹
    • 学会等名
      第62回日本細胞生物学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20100000
  • [学会発表] 花粉管で発現するホウ素トランスポーターBOR6およびBOR7の花粉管伸長における働き2009

    • 著者名/発表者名
      吉永晃子、三輪京子、大森弘之、藤原徹
    • 学会等名
      日本土壌肥料学会年会
    • 発表場所
      京都大学(京都府)
    • 年月日
      20090000

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公開日: 2013-07-31  

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