研究課題
研究の目的は、近年金融の分野で開発された技術が、日本の農業や農村における金融に適用可能かを理論的・実証的に探るものである。この目的のもと、平成21年度では、まず農業金融関連機関を訪問して聞き取りを行った。それらの機関には、政策金融公庫、農水省、中央畜産会、農林中央金庫、同総合研究所があげられる。また出資事業を担当しているアグリビジネス投資育成会社を訪問し、データの収集と同時に、聞き取りを行った。次に、農業・農村金融の現場をまわり、情報の収集に努めた。具体的には、京都信金、びわこ銀行、帯広信金、常陽銀行、鹿児島銀行を対象にして、ABLについての聞き取りを行った、また出資による資金提供についても調査を行っている。調査にもとづき、ABLの現況と課題について論考をまとめWPを執筆するとともに、京都大学での農業経済学会で報告した。
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Working Paper Series,東京大学農学部農業・資源経済学専攻
ページ: 1-18