習慣的な食事摂取状況を評価するために、正確にポーションサイズの推定が可能な三次元の実物大食品モデル画像を見ながら回答できる、コンピュータを用いた食物摂取頻度調査法(ITFFQ)を開発した。20~30歳代の学生88名を対象にこの調査法と3日間の食事記録法を実施し、比較した。両調査間の相関係数は、エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物それぞれ0.386、0.278、0.164、0.264であり、統計的に有意な相関が得られた。2回実施したITFFQ間においても有意な相関が得られたことから、ITFFQには妥当性と再現性があり、習慣的な食事摂取状況を評価するための有用な調査方法であることが示唆された。
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