研究課題
若手研究(B)
本課題では酸性イオン液体を用いて、セルロースからバイオ燃料を得るグリーンな手法を開発した。最初に、[C_4mim][C1]にセルロースを溶解し、[C_4C_<4-SA>im][CF_3SO_3]を酸触媒として用いた均一系反応によりグルコース生成反応を行った。この反応ではグルコースが得られたが、時間経過に伴い分解物が増加することが分かった。そこで、[C_1Him][C1]にセルロースを溶解した状態で塩酸を触媒として混合し、1,2-ジクロロエタン(抽出溶媒)と二相系でセルロース分解を行った。[C_1Him][C1]:濃塩酸=3:1混合溶媒で反応を行うと、5-(クロロメチル)フルフラール(1)が生成した(33%)。1はエタノールと迅速に反応し、エネルギー化合物5-(エトキシメチル)フルフラールが得られた(93%)。また、使用したイオン液体は回収、再利用することで、3回繰り返し反応することに成功した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (43件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
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http://www.appc.oita-u.ac.jp/orgchem/ishichem/index.htm