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2009 年度 実績報告書

日本語学習者の自発発話音声に対する評価

研究課題

研究課題/領域番号 21720138
研究機関山梨大学

研究代表者

江崎 哲也  山梨大学, 留学生センター, 講師 (40420343)

キーワード言語 / 音声学 / コーパス言語学 / 非母語話者 / 印象評定 / 日本語教育 / 話し言葉 / 自発発話
研究概要

2005年から構築されている『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』*(以下、CSJ-NNS)に収録された音声に対して行われた印象評定と、その音声的特徴を探った。また、学習者が産出した音声について、母語話者の産出した音声と詳細に比較対照し、具体的に検証した。これら得られた成果の一部は、日本語学習者向け月刊誌『日本語ジャーナル』台湾版、及び韓国版に連載された(2009年1月から12月まで)。これは日本語音声の聞き取りについて練習や、具体的なストラテジー・手がかりを示すのが主眼であったが、同時に生成面での留意点等も可能な限り示した。
また、『日本語話し言葉コーパス(CSJ)』でも用いられた韻律ラベル(X-JToBI)によって、CSJ-NNSの音声に対してラベリングを一部行った。X-JToBIは、アクセントやイントネーションがどのように実現されているのかを明確にするものであるが、これを行うことにより、CSJとCSJ-NNSとの比較がより詳細に検討できるようになるものである。
さらに、CSJ-NNSを使用した研究の可能性についても探り、土岐哲・江崎哲也・岡田祥平(2009)によって従来の非母語話者音声研究に新たな視座を提示した。
*:科研費 基盤(A)「『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』の構築と分析・研究」(研究代表者:土岐哲 課題番号 17202011)、及び科研費 基盤(B)「『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』構築の更なる充実と分析・研究」(研究代表者:土岐哲 課題番号 19320077)による。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 『非母語話者による日本語話し言葉コーパス』の可能性2009

    • 著者名/発表者名
      土岐哲
    • 雑誌名

      日本語教育 142号

      ページ: 14-24

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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