リーダビリティ式自動生成による最適コンテンツ提示型語学学習Eラーニングソフト開発

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21720195
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 外国語教育
• 研究機関: 静岡大学
• 研究代表者: 宮崎 佳典 静岡大学, 情報学部, 准教授 (00308701)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: e-ラーニング / コンピュータ支援学習(CALL) / リーダビリティ / 重回帰方程式 / 語学学習 / Web検索

研究概要

本研究を遂行することにより,語学学習者に対し,その一人ひとりの持つ語学レベルに応じて適切な語学学習用コンテンツ(テキスト)をアダプティブに提供するための仕組みを理論的に考え, eラーニング用途にWebアプリケーションとして実装することに成功した.プロトタイプを開発していたシステムに対し,さらにそのリーダビリティ式開発環境(日本語,英語とも)を多機能にアップグレードすることも実現した. 220名を超える学生に対して実験を行い,それによって得られたデータの基礎的な分析を行った.

研究成果

• [雑誌論文] Web Application for Recording Learners' Mouse Trajectories and Retrieving Their Study Logs for Data Analysis (2012)
  • 著者名/発表者名: M. Zushi, Y. Miyazaki, K. Norizuki
  • 雑誌名: APTEL 2011 Best papers, Knowledge Management & E-Learning : An International Journal(KM & EL) 巻: Vol.4, 1 ページ: 37-50
  • 査読あり
• [雑誌論文] ジャンル別個人Readability式生成の試みならびに属性分析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 影山功, 宮崎佳典
  • 雑誌名: 統計数理研究所共同研究リポート 巻: 254 ページ: 21-32
• [雑誌論文] 個人用リーダビリティ式自動生成によるリーディング学習システムREXの学習効果について (2010)
  • 著者名/発表者名: 長谷川由美, 宮崎佳典, 影山功
  • 雑誌名: 滋賀県立大学国際教育センター研究紀要 巻: 15 ページ: 93-104
• [雑誌論文] 難語率の定義のバリエーションが個人Readability式生成に与える影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮崎佳典, 影山功
  • 雑誌名: 統計数理研究所共同研究リポート 巻: 239 ページ: 73-85
• [学会発表] Development and Improvement of a Corpus-based Web Application to Support Writing Technical Documents in English (2011)
  • 著者名/発表者名: Y. Miyazaki, S. Tanaka, Y. Koyama
  • 学会等名: International Conference on Computers in Education(ICCE2011)
  • 発表場所: タイ,チェンマイ市
  • 年月日: 2011-12-01
• [学会発表] 自分のレベルに合った記事を読もう!-Readability式を用いたオンライン日本語学習サイトの実験結果報告- (2010)
  • 著者名/発表者名: 影山功,長谷川由美,宮崎佳典
  • 学会等名: 2010International Conference on Japanese Language Education(ICJLE2010)
  • 発表場所: 台湾,台北市
  • 年月日: 2010-08-01
• [学会発表] Try REX to Read the Articles Matching Your Reading Proficiency (2010)
  • 著者名/発表者名: Y. Hasegawa, Y. Miyazaki, T. Kageyama
  • 学会等名: The 24th Annual Hawaii Association of Language Teachers(HALT) Conference
  • 発表場所: 米国,ハワイ州
  • 年月日: 2010-03-20
• [学会発表] Readability式を用いたオンライン外国語学習環境の構築 (2009)
  • 著者名/発表者名: 影山功,宮崎佳典,長谷川由美
  • 学会等名: FIT2009
  • 発表場所: 宮城県仙台市(東北工業大学)
  • 年月日: 2009-09-03
• [学会発表] 個人向けにチューンナップしたReadability式による日本語学習者用リーディングプログラムの開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 宮崎佳典,長谷川由美,影山功
  • 学会等名: 日本言語テスト学会(JLTA)第30回研究例会(2009)
  • 発表場所: 静岡県藤枝市(静岡産業大学)
  • 年月日: 2009-07-04
• [学会発表] Utilizing Software to Derive Personalized Japanese Readability Equations (2009)
  • 著者名/発表者名: Y. Hasegawa, Y. Miyazaki, T. Kageyama
  • 学会等名: The 23rd Annual Hawaii Association of Language Teachers(HALT) Conference
  • 発表場所: 米国,ハワイ州
  • 年月日: 2009-04-18
• [備考]
  • URL: http://lmo.cs.inf.shizuoka.ac.jp/~oshiro/readability/rex_system/index.php