研究課題
若手研究(B)
本研究において私は、社会学者ゲオルク・ジンメルを「争いの政治理論家」として解釈した。今日の状況を理解するためには、「鉄の檻」的な官僚制にカリスマ的なリーダーが挑むというウェーバーの議論よりも、「生」(政治)と「形式」(行政)が対立しながらせめぎあうというジンメルのモデルの方が適合的であることを明らかにした。このほか、政党政治の理法、余所者の政治参加の意義、〈比較〉の政治理論、カール・シュミットとの対比など、ジンメルの紛争理論の研究を基礎にしながら、その成果を論文や書籍として発表した。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (3件) 図書 (6件)
思想
巻: 1033号 ページ: 112-127
現代思想
巻: 第38巻2号 ページ: 110-119
創文
巻: 520号 ページ: 14-17