研究課題
若手研究(B)
本研究では,圧縮性粘性流体の様々なモデル方程式に現れる境界層解と呼ばれる定常波の存在性及び漸近安定性に関する研究を行った.具体的には,熱伝導理想気体モデルに対し流出及び流入境界条件の下,境界層解の存在性と漸近安定性を証明した.さらにこれらモデル方程式系を包括するような対称双曲・放物型連立系に研究対象を広げ,境界層解の存在性に関する一般論の構築に成功した.
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (12件)
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京都大学数理解析研究所講究録に掲載決定