研究概要 |
本研究は、キラルブレンステッド酸触媒による新規ホモアリルアミン合成法の開発を主題に、以下の計画に準じ研究を遂行した。 (1)光活性キラルブレンステッド酸触媒の設計・開発 (2)アリルトリメチルシランとイミン類との櫻井-細見アリル化反応への応用 (3)触媒反応系についての評価 (4)クロチル化反応への展開 MOM-(R)-BINOLおよびMeO-(R)-H8BINOLから3,3'位にペンタフルオロフェニル基を有する新規キラルリン酸の合成に成功した。合成した新規リン酸触媒を用いて、イミン類への櫻井-細見アリル化反応を試みた。反応は円滑に進行し、3,5位にtert-ブチル基を有するベンゾイルイミンを用いた場合に最高98%eeで目的生成物が得られた。
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