室内における人体の温熱環境を解明することを目的に、数値サーマルマネキンを用いたCFD手法に関する研究が行われている。このような背景のもと、本研究では単純室を対象にメッシュ形状、メッシュ分割数、空間離散化スキームの違いが解析結果に及ぼす影響について検証した。次に床暖房時、エアコン暖房時、局所空調時において、実験結果と解析結果の比較を行い、再現精度の検討を実施した。その結果、以下の知見を得た。・メッシュ解像度を向上させ、高次差分スキームを用いることでメッシュシステムによらない結果が得られる。・複雑形状となる領域に対して、トリムドメッシュを用いることで同精度の結果が得られる。
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