研究課題
若手研究(B)
本研究では、周歩廊の機能と中央空間との関係を明らかにすることを目的として、実測調査とスポリア材の配置計画の分析を行った。各事例の調査結果を比較したところ、(1)スポリアの配置によって周歩廊と中央空間は異なる空間秩序をもつことが示されており、また(2)中央空間に対するアプシスの軸線と周歩廊の一部である会堂入口の軸線が斜めに交差することから、人々は入場後、周歩廊を環状に回ってから中央空間に入場すること、が明らかになった。