研究課題
若手研究(B)
亜鉛合金(Zn6Sc)の相転移におけるZn4面体の微視的挙動を放射光などを用いて調べ、以下の点を明らかにした。1.高温から転移点に向かうにつれ、4面体間の相関距離が発散的に増加し、転移点直上では約1000Åに達すること。2.転移点で、立方晶から単斜晶に急峻に歪むこと。3.転移点以下では、散漫散乱ピークがブラッグピークに移行し、ドメインサイズが約1000Åに達すること。以上より、Zn6Sc合金の4面体の微視的挙動について一定の理解が得られた。
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Phys. Rev. B 82
ページ: 134121-1-5