研究概要 |
べん毛モーター構成素子のGFP融合タンパク質の構築, およびそれらの全反射照明を用いた退色後蛍光回復(Eva-FRAP)を単一モーターで観察することで, 細菌べん毛モーターの回転子構成素子が, 機能的に回転しているモーターにおいて交換されていることが明らかにされた. またべん毛繊維に付着させた微小ビーズの回転を高速カメラで同時に計測することで, 単一細胞上の複数べん毛モーターの回転方向転換が, 受容体を基準とした時間差を伴って同調することが分かった. このことから細胞内シグナル伝達分子の濃度上昇および減少が細胞内を波状に伝播することが示唆された.
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