研究課題
若手研究(B)
酵母の酸ストレス耐性化機構の分子基盤の解明を目指して、独自に同定した乳酸ストレス耐性化に関与する遺伝子の機能解析を行った。その結果、機能不明の膜タンパク質をコードするESBP6の過剰発現による乳酸耐性化には、Pbs2キナーゼや転写因子Swi4、Rlm1、Skn7が必須であることが明らかとなった。また、乳酸ストレスによって細胞内遊離アミノ酸が激減することを見出し、細胞内pH低下や酸化ストレスの緩和に関与するストレス保護アミノ酸の細胞内恒常性維持が乳酸ストレス耐性に重要であることが示唆された。
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日本醸造協会誌 104巻
ページ: 944-950