研究課題
若手研究(B)
胃癌の多様な組織型は、浸潤・転移能や患者の予後、治療の選択を決定する重要な因子である。胃癌組織型決定にBrm(Brm型WI/SNF複合体)が重要な役割を果たしていることを示唆する我々のこれまでの研究成果を踏まえ、Brmの制御を受けるvillin遺伝子を解析したところ、上流の発現制御領域に転写因子Cdx2が結合し、SWI/SNF複合体と共役して発現が制御されていることが分かった。消化管分化に重要な遺伝子の多くはCdx2に制御されていることが知られているが、胃癌で生じるBrmの発現低下~欠失はSWI/SNF複合体とCdx2の協調に異常を来たしてCdx2下流の遺伝子群の発現を狂わせ、結果として多様な胃癌組織型が生じることが示唆された。
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