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2011 年度 研究成果報告書

パーキンソン病におけるリン酸化αシヌクレインとドパミン代謝異常に関する解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21790832
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関山形大学

研究代表者

小山 信吾  山形大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30436208)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード神経分子病態学
研究概要

αSは細胞毒性ドパミントランスポーター(DAT)によるドパミン取り込みを促進し、細胞死を引き起こすことが報告されている(Lee FJS et al. FASEB J 2001)。そこでαSの有無によりドパミンあるいはDATを介して細胞内に取り込まれる6-OHDAによる細胞死を検討した。培養細胞は野生型αS inducible DAT恒常発現PC12細胞、αS、DATを恒常発現するSH-SY5Y細胞を用いた。
野生型αS inducible DAT恒常発現PC12細胞を用いてαSの発現の有無でドパミンによる細胞死に差があるかどうかを比較検討した。培養にあたってNGFによりPC12を分化・誘導させた。αSの誘導はドキシサイクリンを添加しない培養液を用いた。αS非誘導細胞はドキシサイクリンを培養液に添加した。5日間の培養後、500mMドパミンを24時間添加しトリパンブルー染色で細胞死を比較した。ドパミン添加により20%程度の細胞死が確認されたが、αSの発現の有無で差は見出せなかった。
次にSH-SY5Y細胞を用いてDATを介した6-OHDAの細胞死の比較検討を行った。αS恒常発現SH-SY5Y細胞、GFP/DAT恒常発現SH-SY5Y細胞、αS/DAT恒常発現SH-SY5Y細胞を使用した。細胞播種後48時間後に6-OHDA(200μM)を4時間添加してトリパンブルー染色で細胞死を評価した。αS恒常発現SH-SY5Y細胞では優位な細胞死は生じなかったが、DATを恒常発現するGGFP/DAT恒常発現SH-SY5Y細胞、αS/DAT恒常発現SH-SY5Y細胞では40~50%程度の細胞死が確認された。しかし、αSの有無によって細胞死に優位な差は見出せなかった。

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公開日: 2013-07-31  

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