研究課題
若手研究(B)
本研究では、p53阻害に有効な亜鉛キレート化剤に、p53結合性モジュールを付加し、p53への特異性を高めた放射線防護剤の開発を目指した。5種の候補亜鉛キレート化剤の活性評価を行い、p53依存性アポトーシス抑制効果が最も高いキレート化剤としてBispicenを見出した。さらに、このBispicenにp53特異的結合ペプチドを付加したハイブリッド化合物を合成し、Bispicen単体よりも毒性の少ないp53阻害剤の開発に成功した。
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