ケロイド・肥厚性瘢痕発生原因の力学的解明と臨床治療への応用

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21791751
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 形成外科学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 宮本 純平 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (90365312)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 生体力学 / 有限要素法 / ケロイド / 肥厚性瘢痕

研究概要

下腿にできる創とその周囲に発生する応力を明らかにした。その結果、瘢痕の方向と発生する応力の関係が明らかになった。指間部の瘢痕の生体力学的解明を行った。この結果、同部においての好ましくない瘢痕が明らかになった。今まで未知だったケロイド・肥厚性瘢痕の悪化メカニズムの生体力学的側面が明らかになり、避けるべき手術痕について新しい知見を得ることができた。

研究成果

• [雑誌論文] Anthropometric evaluation of bilateral cleft lip nose with cone beam computed tomography in early childhood : Estimation of nasal tip collapse (2012)
  • 著者名/発表者名: Miyamoto J, Miyamoto S, Nagasao T, Nakajima T, Kishi K
  • 雑誌名: J Plast Reconstr Aesthet Surg 巻: 65(2) ページ: 169-74
  • 査読あり
• [雑誌論文] Preoperative modeling of costal cartilage for the auricular reconstruction of microtia (2011)
  • 著者名/発表者名: Miyamoto J, Miyamoto S, Nagasao T, Kasai S, Kishi K
  • 雑誌名: Plast Reconstr Surg 巻: 128(1) ページ: 23e-4e
  • DOI: doi:10.1097/PRS.0b013e31821744eb
  • 査読あり
• [雑誌論文] Preoperative assessment of soft tissue deficiency in the temporal region with reverse engineering (2011)
  • 著者名/発表者名: Miyamoto J, Nagasao T, Miyamoto S, Kasai S, Kishi K
  • 雑誌名: J Plast Reconstr Aesthet Surg 巻: 64(5) ページ: 695-7
  • 査読あり
• [雑誌論文] Biomechanical analysis of surgical correction of syndactyly (2010)
  • 著者名/発表者名: Miyamoto J, Nagasao T, Miyamoto S
  • 雑誌名: Plast Reconstr Surg 巻: 125(3) ページ: 963-8
  • 査読あり
• [学会発表] 前胸部ケロイドの応力解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 宮本純平
  • 学会等名: 第54回日本形成外科学会総会・学術集会
  • 発表場所: ホテルクレメント(徳島県)
  • 年月日: 2011-04-12
• [学会発表] 前胸部ケロイドの応力解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮本純平
  • 学会等名: 第53回日本形成外科学会総会・学術集会
  • 発表場所: 石川県立音楽堂(石川県)
  • 年月日: 2010-04-09
• [学会発表] 立ち耳手術の生体力学的解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 宮本純平
  • 学会等名: 第52回日本形成外科学会総会・学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)
  • 年月日: 2009-04-24