(1)諸外国の性行動に関する質問紙調査、(2)性的予防行動(避妊や性感染症予防)に関する面接調査を日本人カップルに実施した。結果、(1)避妊に関しては、8割が男女共に取り組むべきと考えていた。一方、(2)日本人カップルでは性感染症への危機感が低く、女性は男性との愛情関係や就職による経済的・社会的自立、今まで妊娠していないという経験から予防意識が緩みコンドームなしの性交へと傾いていた。男女それぞれが妊娠や性感染症について自分自身の問題として考える機会や、交際中のカップルまたは疑似カップル間でロールプレイを行いパートナーとの交渉能力の向上を図っていくこと求められる。
|