保健指導による基本的保健行動の定着要因

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21830073
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 教科教育学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 上村 弘子 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (40555348)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: プライマリーヘルスケア / 保健指導 / 学校保健

研究概要

ニジェール共和国における児童の基本的保健行動の定着過程とその要因を検討した.教員への意識調査によって,基本的保健行動定着のための保健指導が推進されている現状があった.研修経験のある教員は,知識・理解から行動・習慣につなぐプロセスを意図した保健指導を実施しており,児童の基本的保健行動の定着を図っていた.児童へのインタビュー調査から,基本的保健行動は,手洗い行動は習慣としておおむね定着していた.便所使用については,便所の所有は,便所の使用行動とは関連が見られなかった